丸山博(4組)の作品 その1     
 

丸山博さんは、アマチュアの作曲家として、活躍されています。本HPで、彼の作品のごく一部を紹介させていただきます。
ここにご紹介する3曲は、つい口ずさみたくなるようなメロディーの美しいものです。高校時代に松本で聴いた聞いた「ゴールデンゲイト・カルテット」に感銘し、ピアノ演奏を通じて音楽の世界に入っていったとのことです。

 
プロフィール
昭和24年長野県南安曇郡三郷村温(現安曇野市三郷)生まれ。
松本深志高校、同志社大学(経済学部)、慶慮義塾大学大学院修士課程(理論経済学)を修了後、昭和50年に報知新聞社に入社、主として経理畑を歩む。
ジャズピアノを辛島文雄に師事するかたわら、会社の校閲記者で児童文学者の池川禎昭と曲作りを始める。
昭和61年、第2回早春賦音楽祭(信州安曇野穂高)で、池川との作品「小さな秋」が安曇野賞を受賞。受賞をきっかけに、池川、声楽家の内田忠行と「美しい日本の歌をうたう会」を結成し、作品を発表する。
主な作品として、池川、児童文学の大御所土家由紀雄やくまた泉などの詞に曲をつけた歌曲、知覧の特攻隊員を主人公にしたレクイエム、日本のボランティアの父・ゼノ修道士を描いた歌曲集などがある。
また平成9年から13年の4年間、報知新聞のジャズのコラムを担当した。地元のジャズバンドではピアノを弾いている。
尊敬する音楽家は、ジャズピアノの辛島文雄、好きな音楽家はチック・コリア、ハービー・バンコック、ビル・エバンスなど。クラシックでは、ショパン、チャイコフスキーのピアノ曲集「四季」、べ一トーベンの交響楽などが愛聴曲。
94年3月
CDジャケット クリックすると拡大表示されます。
 
♪の部分をクリックすると、「丸山博 作品集」から以下の4曲を聴くことが出来ます。
♪小さな秋♪ (詩:池口禎昭)
作曲をするきっかけになった曲で、昭和51年作詞者といっしょに安曇野、上高地を巡ったときにできた。早春賦音楽祭で賞をもらった
ことも励みになった。
♪さようなら(卒業)♪ (詩:くまた泉)
くまた泉さんは池川氏の紹介で懇意にさせていただいている児童文学作家である。何篇か詞を提供していただき、
私の曲作りの原動力となっている。
「さようなら」は小学校の卒業式の日、みんな下校して静かになった学校のそこここから6年間の思い出がよみがえってくる。
私は小学5年生のとき、上級生が卒業式の日に「仰げば尊し」を歌うのを聞いて感きわまった思い出がある。この曲は名曲だと思う。
今は卒業式に歌われなくなった、ともきいたが、これに代わる素晴らしい曲があるのか、首をかしげてしまう。
♪魔女といっしょに♪ (詩:くまた泉)
くまたさんの都会的なセンスの詞にジャズワルツで曲をつけた。
少女の心に棲みつく魔女、雨の日にセンチなったりする気持ち、私などの田舎育ちの男の子には、遠い憧れの世界だ。
この曲は童謡歌手の真理よしこさんに、
ほめていただいた。
♪サラダサラサラ♪ (詩:くまた泉)
昭和63年5月21日の第2回「美しい日本の歌演奏会」〔江東公会堂)の録音から。サラダサラサラは、
くまたさんが夜中、文筆中に浮かんだことを詞にしたもの。
ジャズのリズムがべ一スになっているが、フルート〔高桑良子さん)が入ってオブリガートが付けられて良かった。
私も恥をしのんで、ピアノを弾いている。
今聴くと赤面ものだが、当時の意気込みだけは伝ってくる。歌は立石孝子(ソプラノ)さん。